一般歯科

むし歯

歯は常に脱灰と再石灰化を繰り返してバランスをとっています。
歯を磨かないでいると、虫歯菌による脱灰が進みバランスが崩れてむし歯になってしまいます。

むし歯のはじまりとだ液の働き

  • むし歯はどうしてできるの?

    お口の中の歯垢(プラーク)の中にいるむし歯菌が、食べ物から栄養をとり、糖を分解して酸を作ります。
    この酸によって歯の表面からミネラル成分(カルシウム・リン)が溶け出します。これがむし歯のはじまりです。

    むし歯はどうしてできるの?
  • だ液が歯を守っています

    だ液には、酸を中和する働きや、酸によって溶かされたミネラル成分を元にもどす働きがあります。
    この働きが、溶かされる成分量に追いつかないと、むし歯になってしまうのです。

    だ液が歯を守っています

むし歯の原因について

むし歯の原因について

むし歯は口の中に存在するむし歯の原因菌(ミュータンス菌)が作る酸が、歯のカルシウムを溶かし、やがて穴があいてしまう病気です。
むし歯の原因菌は主にミュータンス菌で、乳歯が生えてくる1才半〜3才くらいの間に、保護者(主には母親)から感染します。
この1才半〜3才くらいの間を『感染の窓』と呼び、最も母子感染しやすい危険な時期となります。
むし歯の原因であるミュータンス菌が感染する時期が遅ければ遅いほど、お子様のむし歯予防につながります。

●脱灰と再石灰化のバランスが良い
●バランスが崩れ脱灰ばかり…
  • むし歯発生の条件

    カイスの三つの輪として、むし歯の原因説明のモデルがあります。
    この三つの輪に加えて『時間』の要素を加えたものが現実的です。

    う蝕の病因論(カイスの輪)
    三つの輪に加えて『時間』の要素を加えたもの
  • むし歯の分類と治療法

    むし歯は進行状況によって、C0〜C4の5段階に分けられます。
    それぞれの特徴と治療方法は以下のとおりです。

    むし歯の分類と治療法

麻酔をするときに気を付けていること

表面麻酔を使用します。

歯ぐきの表面に塗る薬を使用して針を刺すときの「チクッ」とした痛みを少なくする工夫をしております。

細い針を使用します。

当クリニックでは、33G(0.26mm)のごく細い針を使用し、針を刺した時の痛みの軽減に努めます。

他にもいろいろな工夫をして痛みの少ない麻酔に努めています。

歯髄炎を起こした歯の治療について(根幹治療)

歯髄炎とは、むし歯菌が歯の神経まで感染して、元に戻らない状態の事です。
T’s歯科クリニックは根管治療には必ず”ラバーダム防湿”を行い感染予防対策をしっかりとした治療をしております。
細菌だらけの口の中での歯の根管治療を無菌的状態で維持する又は、無菌的状態の改善にはラバーダム防湿は必須です。
日本の根管治療の成功率は低いレベルだといわれています。その理由は何でしょうか?
最大の理由はラバーダム防湿をしている医院が少ないからです。
もちろん、ラバーダム防湿をしなくても、簡易的な防湿(白い綿)でいいという考えの先生もいらっしゃると思いますが、私は、自分だったらラバーダム防湿下での治療を受けたい、あるいは自分の家族だったらラバーダム防湿下で治療を行います。

ラバーダム防湿
ラバーダム防湿を行った場合
ラバーダム防湿を行わない場合
無菌マウスとマウス

根尖性歯周炎(根の先の炎症)の原因が細菌であることを実験して証明した論文が1965年に発表されました。
この論文では、無菌マウスと普通のマウスの歯を削り、露髄させて(神経に穴をあける)その後の経過を42日まで観察しております。
42日後、普通のマウス群は全ての歯の神経が死んでしまい、根尖性歯周炎が見られました。一方で、無菌のマウス群は神経の治癒がみられ、健康な状態のままだったという結果です。
このことから、細菌がいなければ根尖性歯周炎が起こらないということが証明されました。
このように、根管治療はいかに細菌との接触をなくすかということが重要になります。
そこで、ラバーダムが活躍します。根管治療にはラバーダムは欠かせません。細菌の多く含まれる唾液を排除するばかりでなく、ラバームを装着することで、安全に高濃度での消毒剤で歯と歯の周りまで十分に消毒し細菌による感染症を防ぐことが可能になるからです。
根管治療(根っこの治療)の目的は根尖性歯周炎の治療と予防なので私はラバーダムを行い、治療します。

マイクロスコープを使用した根管治療

マイクロスコープ

また、T’s歯科クリニックでは、マイクロスコープを使用して根管治療を行っています。マイクロスコープとは、拡大することができる機械です。
3,4倍〜21倍まで拡大し、”可視化(見える化)”で治療を行うので、手探りの治療ではなく確実に見て治療します。
根管治療で、特に当歯科クリニックで初めて歯の神経に手を入れて治療するときは、”再発・再治療”がないよう時間をかけて丁寧に行うよう努めます。

歯周病

歯周病治療(歯石をとります)

歯周病が進行し、歯ぐきに歯石が付着しているため、歯石の除去と歯ぐきの処置を行います。

01,歯石が付き、歯肉が腫れています 02,歯肉の上に付着している見える部分の歯石を取り除きます 03,毎日の歯磨きをしっかり行い、歯ぐきの改善を待ちます 04,歯肉の炎症が改善されているかどうかを検査します
05,歯肉の下にも歯石が付いている部分があります 06.歯肉の下の歯石を取り除き、歯根の表面を滑らかに仕上げます 07,毎日の歯磨きをしっかり行い、歯ぐきの改善を待ちます 08,歯肉の炎症が改善されているかどうかを検査します

予防歯科

予防歯科

健康なお口のためには「家庭でのケア」と「歯科医院でのプロケア」が基本です。そのために定期的な検診で自分のお口の状態を知り、お口の病気予防に取り組む必要があります。
歯科医院は「歯の治療」から、「お口をむし歯や歯周病から守る」ために行くところと意識を変えていただけたらと思います。いつまでも自分の歯で食べるために、歯垢を残さず落とし、原因菌の増殖を抑えることが大切です。むし歯や歯周病の「治療」から「ならないケア」にするために、T’s歯科クリニックでは、むし歯や歯周病の検査、フッ素塗布、効率の良い歯磨きの仕方、むし歯や歯周病になりにくい生活習慣のアドバイスを行います。
虫歯や歯周病にかからずに将来的に渡って健康な生活を送るためにも予防歯科の治療をお勧めします。

審美歯科

審美歯科

セラミックス・ジルコニア等のプランを用意しております。
また、ホワイトニング治療も行っており、当歯科クリニックでは、現在、主にご自宅で行うホームホワイトニングを行っています。

入れ歯

入れ歯

”痛くて噛めない” ”すぐに動いてしまう” ”しゃべると外れてしまう”等入れ歯に対して不満はありませんか?
当歯科クリニックは、院内に歯科技工士が在中しております。
当歯科クリニックの技工士は入れ歯を得意としており、私自身も今まで多くの入れ歯の症例を積んでいますので、その経験を生かして皆様の入れ歯のお悩みを解決できるよう努めます。

※保険内で対応できる入れ歯も多々ありますが、難しい顎堤(歯ぐきのどて)・粘膜等は通常よりも材料とお時間が必要になり保険内での対応が難しいため、自費治療をお勧めする場合があります。